ヤクルトは20日の阪神戦(京セラ)に4―1で勝利。連敗を「2」でストップし、3位・DeNAに再び並んだ。

 投打がかみ合った。0―1の3回、武岡の同点弾で試合を振り出しに戻すと、6回には内山、松本の適時打で3点を奪った。先発した高橋は8回1失点の好投。猛虎打線を前に最少失点で試合をつくり、3勝目(6敗)を手にした。池山隆寛監督(60)は「相手はランナーが1人出ると1発があるので、ゲームセットまでヒヤヒヤした。(対阪神の)連敗を止められたことは大きい。この流れで名古屋に行けると思いますので、また頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。

 この日、左腕の好投をリードしたのは松本直樹捕手(32)。高橋が開幕から主にバッテリーを組んできた中村悠平捕手(36)が7月22日の中日戦(神宮)で自打球が右目を直撃し、右眼球打撲、右眼窩(がんか)内側壁骨折と診断され戦線を離脱していた。

 指揮官は試合前に「高橋投手も前回はいい投球をしたが、負けがずいぶん多くついている。チームの勝利が一番ではありますけど、どういうリードをするかっていうところで」と説明。現在一軍の捕手は松本、古賀、鈴木の3人体制。新たな女房役を模索し、今季初のバッテリーで試合に臨んだ。

ヤクルトの捕手は3人体制(左から松本、古賀、鈴木)
ヤクルトの捕手は3人体制(左から松本、古賀、鈴木)

 中村の離脱を受け、首脳陣は先発投手との相性や状態なども見極め、捕手の組み合わせにも幅を持たせている。この日は、この選択が功を奏した。「2人で話して、しっかりカーブ使っていこうっていう形になった。今季初めてでしたけど、うまくリードしてもらった」(高橋)。池山監督も「高めに抜けることもなく、力む様子もなく、松本選手はうまくリードしてくれていた」と好感触を示す。

 中村の復帰時期が見通せない中、その穴をどう埋めていくのか。捕手陣の起用も、虎を追う今後の戦いを左右する一つのポイントになりそうだ。