阪神は20日のヤクルト戦(京セラ)に1―4で敗れ、連勝は「3」でストップ。巨人とのゲーム差は「3」に縮まり、最短でのマジック点灯は22日のDeNA戦(横浜)までお預けとなった。

 それでも同カードは2勝1敗と手堅く勝ち越しに成功。藤川球児監督(46)も〝ノーダメージ〟を強調し、すぐさま次戦へ視線を向けた。

 勝負を分けたのは1―1で迎えた4回だった。一死一、三塁の絶好機をつくると、打席には元山。ベンチはスクイズを敢行したが、一塁・宮本の好守もあって三走・大山が本塁でタッチアウト。勝ち越しの好機を生かすことができなかった。

 指揮官は試合後、スクイズ失敗について問われると「まぁ作戦ですからね。それは勝負ですから」と淡々。結果的に得点に結びつかなかったものの、采配を悔やむ様子は見せなかった。

 好機を逃した猛虎軍は6回に先発・下村海翔投手(24)が燕打線につかまった。二死一塁から西村に四球を与えると、続く内山の勝ち越し適時二塁打を浴びて2点を献上。結局6回途中101球を投げて6安打、自己ワーストの4失点と悔しい登板となった。さらに2番手・湯浅も松本直に右翼への適時二塁打を許して3点リードとされた。

6回4失点で降板した下村海翔
6回4失点で降板した下村海翔

 前夜までの2試合連続サヨナラ勝利の勢いも実らず。7回は1番・近本からの好打順だったが、二死一塁から佐藤が左飛に倒れて得点ならず。8、9回も二塁に走者を進めることすらできないまま敗戦を喫した。

 それでも試合後の指揮官に悲壮感はなく、「また明日しっかり横浜で戦うことに尽きると思いますね」とキッパリ。約1分で会見場を切り上げると、表情を曇らせることなくで球場を後にした。

 21日からは3位・DeNAとの3連戦(横浜)。虎将の勝負手は不発に終わり、連勝こそ止まったが後悔はない。敗戦のダメージを引きずらず、敵地で再び首位独走を狙う。