ソフトバンクは23日のオリックス戦(みずほペイペイ)に0―3で敗れ、2か月ぶりとなる零封負けを喫した。2位の西武が勝利し、優勝マジックは「24」のまま足踏みとなった。

 左腕の前に屈した。相手先発は、今季ホークス戦初登板の曽谷。試合前時点での防御率は4点台だったが、直球とキレのあるスライダーのコンビネーションに翻弄された。先頭打者を一度も出塁させられず、放った安打は2本のみ。12球団最多の543得点を叩き出している鷹打線でも攻略は難しく、小久保裕紀監督(54)も「今日は打てる球があんまりなかった。二塁も踏めなかった」と脱帽するしかなかった。

 これでチームは3カード連続の勝ち越しなし。その前まで破竹の9カード連続で勝ち越してきたことを考えれば、現状はややペースダウンともいえる。25日からはZOZOマリン、京セラドーム、エスコンフィールドと8戦連続で敵地の〝ビジターロード〟が待ち受ける。移動日も考慮すれば「完全休養日」は来月7日までなく、疲労もたまるシーズン終盤のヤマ場となりそうだ。

ソフトバンク打線に立ちはだかったオリックスの左腕・曽谷龍平
ソフトバンク打線に立ちはだかったオリックスの左腕・曽谷龍平

 加えて、2カード目の相手であるオリックス戦には2つの「壁」がある。まずは相手の「本拠地での強さ」だ。今季、ホームゲームで勝率6割6分7厘を誇るオリックス。ホークスもここまで2勝4敗と負け越しているだけに、相手の〝内弁慶〟をはね返せるかが鍵となる。

 2つ目はこの日、相対した曽谷と再び対戦する可能性があることだ。この日は左腕が苦手とする右打者を並べたものの攻略とはならず、首脳陣は「いろいろ対策を考えながらやるしかない」と語った。それでも左腕の「いい状態」での球の軌道などを確認できたのはプラス要素。白星を積み重ねる上でも嫌なイメージは消したいところだ。

 シーズンは残り31試合で西武とは5・5ゲーム差。首位の座は安泰ながらビジターでの連戦を乗り越えて、リーグ3連覇へ歩みを進められるか――。