命運を託すのはドラ1左腕か――。巨人は23日の広島戦(東京ドーム)に2―3で惜敗し、連勝が「3」でストップした。

 打線からは坂本、増田陸の師弟コンビからソロが飛び出したものの、勝負どころであとひと押しできなかった。追いついては突き放される展開で、橋上監督代行(60)は「結局1回も勝ち越せなかったので、流れ的にはよくなかったですね」と険しい表情で「ちょっとツキがなかったかなっていう感じはしますね」と肩を落とした。

 シーズンも終盤に入り、首脳陣は選手たちのコンディションに注意を払いながら、先々を見据えた構想も練る。この日はダルベックに休養を取らせ、4選手の入れ替えも実施。前日22日にプロ初勝利を挙げた代木と外野手の笹原を抹消し、新たに則本と平山を登録した。

 今後はますます1勝の重みが増すが、限られた先発ローテの1枠を新人ながら開幕投手も務めた竹丸和幸投手(24)に託すつもりのようだ。

 竹丸はチーム2位の8勝(9敗)を挙げている一方、8月に先発した3試合のうち2試合でいずれも3回8失点KO。現在はリフレッシュも兼ねて抹消中だが、復帰戦が28~30日の阪神戦(甲子園)となることが現実味を帯びてきたのだ。

 16日に登録を抹消された際、杉内投手チーフコーチは「10日を目指します」と再登録可能となる最短での復帰を見通していた。ルーキーの早急な復帰には「十分な休息を取った上で、9月中に復帰してもいいのでは」と〝待った〟をかけるファンの声も多かったが、球団関係者は「今、竹丸本人は『体の状態はいい』と話していますし、ファームでトレーニングしている彼の表情も日に日に明るくなっている。蓄積された心身の疲労は確実に軽くなっている」と打ち明けた。

 この日登録された則本は今季すべて先発で登板してきたが、指揮官はリリーフ起用も視野に入れ「不確定なところがいくつかあります」と言葉を濁し、ローテ候補として十分な投球を見せた代木についても、杉内コーチが「今年に関しては、中継ぎになるかもしれない」とした。橋上巨人が竹丸にかける期待は特大。最後は〝心中〟覚悟で臨むことになりそうだ。