韓国出身のスター選手がマイナーリーグに埋もれたまま悪戦苦闘している。ドジャースは左手甲に死球を受けて骨折したパヘスに代わり、22日(日本時間23日)のパイレーツ戦でトーマスを中堅で先発起用した。

 攻守で安定感を誇り、今夏のオールスターゲームにも初出場したパヘスの負傷者リスト入りは大打撃。ロバーツ監督は全治4~5週間を見込んでおり、守備力も重視してトーマスを3Aから呼び寄せた。そのトーマスは4打数1安打1打点でチームの勝利に貢献。まずは狙い通り、パヘスの穴を埋められた格好だ。

 一方、こうした有事にこそ重宝されるのが、さまざまなポジションをこなせるユーティリティープレーヤー。トーマスのほか中堅の代役候補に挙げられたのはE・ヘルナンデスやエドマンらだが、5月27日(同28日)のロッキーズ戦に出場したのを最後にマイナー生活が続くキム・ヘソン内野手(金慧成=27)に言及する有力な米メディアは皆無だった。

 母国メディアの「OSEN」は3Aでの成績が66試合で2割5分6厘、3本塁打、25打点と低調だったことに加え、8月は1割6分9厘に低迷する現状を伝えた上で「中堅ではマイナーで3試合、21イニングしか守らなかった。最近では二塁と遊撃でしか出場していない」と〝間の悪さ〟にもボヤキ節。

 さらにメジャーの切符をつかんだトーマスが3Aで打率2割9分6厘だったことなどを踏まえ「あらゆる面でキム・ヘソンよりも好成績。最近の調子や中堅手としての適性を考慮すると、キム・ヘソンがメジャーに昇格するのは難しい状況だ。ロースターが拡大すればチャンスもあるかもしれないが、今の調子ではこのまま永遠に忘れ去れてしまう可能性もある」とすっかり絶望してしまっている。

 まずは何かきっかけをつかみたいところだが…。