広島は23日の巨人戦(東京ドーム)に3―2で競り勝ち、連敗を2で止めた。試合後、新井貴浩監督(49)は勝利を呼び込んだファビアンの好守をたたえた。

 大きなプレーが飛び出したのは1―1の5回だった。先発・森が一死から浦田に四球、佐々木に遊撃内野安打を許すなど二死満塁のピンチを背負った。ここで打席には4回に同点ソロを放っていた坂本勇。左翼へ鋭い打球を放ったが、ファビアンが駆け込みながらグラブの先で好捕し、勝ち越しを阻止した。

 新井監督はこのプレーについて「あの球際はね、しっかりと攻めてもらっていいプレーだったと思います」と高く評価。抜けていれば試合の流れが大きく巨人へ傾きかねない場面で、助っ人が守備でも存在感を示した。

 ファビアンは打撃でも3打数2安打1四球と全4打席で3度出塁した。6回には左翼線二塁打を放って秋山の一時勝ち越し適時打につなげ、2―2の8回にも中前打。秋山の決勝犠飛につながる好機をつくり、攻守で勝利に貢献した。

 指揮官は打線についても「フォアボールもあり、ヒットでつないでくれて、いい攻撃できたかなと思います」と評価。2安打2打点の秋山については「いいところでね、打ってくれたし、また5番でね、ランナーがいる状況で彼に回ってほしかったんで、ほんといい仕事だったと思います」とうなずいた。

 先発・森は5四球と制球に苦しみながらも、5回4安打1失点で試合をつくった。指揮官は「ちょっと制球に苦しんでいる場面はあったけど、粘りながら、野手に助けられながら、試合をつくってくれたと思う」と評価した。

 8月の敵地7戦目で初勝利をつかみ、25日からは本拠地マツダスタジアムで6連戦に臨む。新井監督は「しっかりとね。またいい準備をして、しっかり休んで、また反省するところは反省して」と次戦を見据えた。