パ2位・西武は29日、最下位・楽天戦(ベルーナ)に1―0で競り勝ち、今季最多タイの貯金19とした。

 試合は初回の攻撃で1番・カナリオが「打ったのは、センター方向へうまく打てました」と楽天先発・早川のチェンジアップをとらえる13号ソロを先頭打者アーチで先制。その後は西武の先発・隅田知一郎投手(27)とのガップリ四つの投手戦に。それでも獅子の左腕は、最少リードで最後まで守りきった

 初回から150キロを超える直球とカーブ、スライダー、フォークとチェンジアップと緩急織り交ぜた投球で、楽天打線の前に仁王立ち。二塁すら踏ませず、9回107球、散発3安打7奪三振のシャットアウト勝利を飾った。

 リーグトップの今季3度目の完封で9勝目(6敗)を上げた隅田は「丁寧に投げられたことが良かった。ゼロで抑えられたのは、出来すぎな部分はあるんですけど、守備の皆さんにも助けてもらって、テンポ良く投げられた」と笑みが弾けた。

 これで左腕は8月4試合で2勝ながら、31イニングを投げ、失点はわずか2、月間防御率は驚異の0・58の無双ぶり。西口文也監督(53)も「今日は隅田に尽きる。緩急もストレートの走りも良かったと思います。ここ最近は安心して見ていられるというか、自信を持って投げているように見えます」と絶好調左腕の奮闘ぶりに目を細めていた。