MLB公式サイトは27日(日本時間28日)に「2026年の最も衝撃的な出来事」を発表した。シカゴ勢が1位と2位を占めた。

 1位は「ホワイトソックスの急速な躍進」だ。3年連続100敗以上の〝最弱球団〟が現在、70勝63敗でア・リーグ中地区首位を走り、2021年以来、5年ぶりのポストシーズン進出に前進している。

「ホワイトソックスは100敗からプレーオフ進出までの、徐々に成績を向上させていくという段階を飛ばした。彼らはいきなり、10月を戦えるチームを作り上げ、ファンに地区優勝という最高の栄誉を享受させるべく進んでいる。実に素晴らしい」

 さらにMLBでは昨年のブルージェイズのように地区最下位からの劇的な優勝は珍しくないとするも、ホワイトソックスの特殊性を強調した。

「その偉業に挑戦するチームがわずか2年前に近代野球史上最多敗戦記録を作ったとなるとかなり衝撃的だ。拡張球団のメッツは1962年に120敗を喫すると、さらに6シーズン負け越した。しかし、ホワイトソックスは121敗を喫してからわずか2年後に地区優勝を争っている」

 躍進の中心は村上宗隆内野手(26)であることに疑いはない。

 2番目はカブスのPCAことピート・クローアームストロング外野手(24)が「ナ・リーグMVPで大谷翔平を破る可能性」だった。

 開幕前は2年連続で受賞しているヤンキースのジャッジとエンゼルス時代を含めて3年連続で選出されているドジャースの大谷が断トツのMVP候補だった。「ところが今、両者ともMVPを逃す可能性が現実味を帯びてきた」

 ジャッジは右側肋骨の疲労骨折で5月31日を最後に欠場を続けている。大谷も7月3日以降、左ヒザの炎症のため登板を回避している。

 同サイトは「大谷の投球が停滞し、打撃も『ただの』優秀という程度で、シーズン終盤にPCAがMVP候補として評価が高まっている」とナ・リーグMVPレースの現状を説明するとこう続けた。

「2025年はシーズン後半に失速したため開幕時点でMVP候補とはみなされなかった。(不振だった)4月や5月もそうは見えなかった。しかし、今や彼は間違いなく誰もが知る略語となっている」

 今季のMLBの中心は間違いなくシカゴ。ホワイトソックスとカブスのワールドシリーズは1906年の1度だけ。ホワイトソックスが4勝2敗で制している。120年ぶりの頂上決戦の実現に期待だ。