10月のドジャースは「4枠を5人で回す」――。そんな異例の青写真が現実味を帯びてきた。米有力紙「ニューヨーク・タイムズ」傘下のスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は27日(日本時間28日)、3年連続の世界一を狙うドジャースのポストシーズン投手陣を大胆予想。26日(同27日)終了時点で80勝53敗とナ・リーグ西地区首位を走る中、最大の焦点に据えたのが、二刀流復帰への道筋が見えてきた大谷翔平投手(32)の扱いだ。
同サイトは、健康なら山本由伸を第1戦の先発候補とし、ブレイク・スネル、タリク・スクバルを続ける形を想定。その上で大谷とタイラー・グラスノー投手(33)を事実上「1枠」として運用する案を示した。
大谷は左ヒザの炎症で7月3日(同4日)を最後に登板から遠ざかっている。復帰後は段階的に投球回を伸ばし、10月には5回または75球程度まで投げられる状態を目指す見通し。ただし二刀流という特殊事情と故障明けという状況も重なり、他の先発陣より登板間隔を確保する必要が出る可能性がある。
そこで〝つなぎ役〟となるのが、腰の故障から25日(同26日)のブレーブス戦で約3か月半ぶりに復帰したグラスノーだ。同サイトは、大谷の登板後をグラスノーが担い、2人で少なくとも7イニングを消化できれば、ブルペンを休ませられると分析。山本、スネル、スクバルの3本柱に「大谷+グラスノー」を組み込む、いわば〝変則5人体制〟である。
救援陣も再編が進む。首の炎症で負傷者リスト(IL)入りしているエドウィン・ディアスが復帰しても、守護神は今季19セーブ、防御率2・36のタナー・スコットが継続する見込み。右手中指のマメで15日間の負傷者リスト(IL)入りとなる佐々木朗希も、10月はブルペン要員としての起用が予想されている。
捕手陣では首の炎症からウィル・スミスが9月上旬の復帰を目指す一方、右肘内側側副靱帯の部分断裂で離脱中のダルトン・ラッシングは、捕手復帰ではなく左の代打要員として戻る可能性がある。
豪華先発陣をただ並べるのではない。大谷の二刀流という〝特殊兵器〟を中心に、グラスノーをどう重ねるか。10月のドジャースは、人数ではなく「組み合わせ」で3連覇への最適解を探すことになりそうだ。












