〝失踪騒動〟を起こしたダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手(32)が31日(日本時間9月1日)の本拠地フィリーズ戦で復帰する可能性が高くなった。ロブロ監督は28日(同29日)、「彼が(負傷者リスト)から復帰できる日に健康で強く、調子も良く、打席時間も十分に取れていれば、ケテルをラインナップに再び戻したいと思っている」と現地メディアに語った。

 マルテは17日(日本時間18日)の敵地レッドソックス戦でスタメンに入りながら球場に姿を見せず〝失踪〟。制限リスト入りとなった。左ヒザの治療を行っていたというマルテは球団との話し合いの結果、10日間のIL入りとなった。

 ただ、治療中とされていたマルテはチームが本拠地でレッズを迎え撃った21日(同22日)の試合中にカジノで目撃されてしまい、大騒動に発展。30日(同31日)にILから復帰可能となる。

 そんなマルテをダイヤモンドバックスのOBでもあるヒース・ベル氏(48)が痛烈に批判した。パドレス時代の2009年に42セーブを挙げ、最多セーブ投手のタイトルを獲得している通算168セーブの元守護神は28日に配信されたポッドキャスト番組「フライヤー・テリトリー」でマルテ問題に言及。「もし米国人選手が(マルテがしたようなことを)やったら、彼は敬遠されるだろう。誰もが彼を嫌うはずだ。だが、彼はラテン系選手だから『何か精神的な問題を抱えているのかもしれない』といった扱いになるんだ」と語った。

 メジャーでラテン系選手と米国人選手を区別するダブルスタンダードの〝恩恵〟を受けていると指摘するベル氏は「トレードに出されるべき悪いチームメートだ」と糾弾。さらに「ここにいて、仕事をしている以上、ちゃんと顔を出すべきだ。それが一番重要なこと。マルテは現状を当たり前だと思い込み、チームやファン、コーチに対して自分が何をしているのか分かっていないのだと思う。彼は自分のことばかり考えていて、チームのことを考えていないんだ」と続けた。

 この発言を取り上げた米メディア「ビッグ・リード」は「マルテの最近の行動に対し、元選手から批判の声が上がるのはこれが初めてではないが、彼がドミニカ共和国出身であるという理由で、より同情的な目で見られていると公に指摘したのはベル氏が初めてだ」と報じた。