ドジャースにトレードで電撃加入したタリク・スクバル投手(29)が28日(日本時間29日)、デトロイトで行われたタイガース戦に先発し、6回まで83球を投げて1失点。4安打、8奪三振の好投を見せたが、打線の援護が1点しかなく今季9勝目はお預けとなった。
昨年まで2年連続でサイ・ヤング賞に輝いた左腕はコメリカ・パークの観客からブーイング交じりの歓声で迎えられ、初回の先頭打者に二塁打を許して以降は12人連続アウト。5回に2本の長打で1点を失ったものの、最少失点でとどめて先発としての役割を果たした。
2018年のMLBドラフト9巡目(全体255位)でタイガースに入団したスクバルは初めての移籍を経験したばかりながら、今オフでFAとなる。12月1日(同2日)に現行の労使協定が失効し、サラリーキャップ制の導入も議論されていることから不透明感は否めないが、実力はもちろん年齢的にも空前の争奪戦が予想されている。
球団の資金力、そしてトレードの移籍先を含め、ドジャースと長期にわたる超高額の新契約を結ぶ可能性は十分。ただ、老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は「2度のオールスター選出経験を持つこの選手のFAが目前に迫る中、彼の将来は不透明だ。ドジャースはスクバルを引き留めるために全力を尽くすだろうが、彼がどこへ行き、どのような選択をするかは依然として謎のままだ」と、ドジャースとはまた別のユニホームを着ることも考えられると指摘している。
スクバル自身はドジャース移籍後に「自分の身に起きていること、ビジネス面の話は本当にするつもりはない」とシャットアウト。奥底に秘められた本心を推し量れないため、FAとなってドジャースから〝流出〟することも考えられるという。ドジャースへの移籍も米球界に衝撃を与えたが、オフに再びファンを仰天させるのか。












