ドジャースの大谷翔平投手(32)は5日(日本時間6日)に敵地シカゴでのカブス戦に「1番・DH」で先発出場し、初回に5試合ぶりの本塁打となる25号、8回に26号2ランを放ち、今季初の1試合2本塁打を記録。5打数3安打3打点、2得点だった。打率2割9分7厘。チームは6―7で逆転負けして今季ワーストの6連敗となった。

 敵地が騒然だ。4―7の8回二死一塁で4番手の右腕ゼファジャンのカウント2―1からの4球目、外角低めのバックドアの86・3マイル(約138・9キロ)のスイーパーを捉えて、逆方向へ打ち上げた。角度23度、打球速度100・6マイル(約161・9キロ)で左中間に伸びると最前列に飛び込んだ。この日、2本目の26号2ランは飛距離367フィート(約111・9メートル)だった。1試合2発は今季初。これでドジャース移籍後135本目でチーム加入後、最初の3年間の本塁打数は4位だ。

 悲鳴と歓声が入り交じったのは初回先頭だ。先発今永昇太のフルカウントからの7球目、内角高めの91・7マイル(約147・6キロ)のフォーシームをフルスイング。角度20度、打球速度110・2マイル(約177・3キロ)の弾丸ライナーは右翼を守る鈴木誠也の頭上を越えて最前列に着弾した。今季11本目の先頭打者弾は飛距離376フィート(約114・6メートル)だった。

 先頭打者弾は通算35本目で日本選手歴代最多のイチローの37本にあと2本と迫った。ドジャース移籍後は29本目で、球団1位のベッツの32本に3本差だ。

 しかし、その裏、カブスの1番PCAことピート・クローアームストロングが初球を捉え、中堅右へ25号同点弾。長いメジャーの歴史で両チームの左打者の先頭打者が左腕から先頭打者弾を放つのは史上初だ。また、リグリー・フィールドで両チームの先頭打者弾は18年5月1日にロッキーズのブラックモン、カブスのリゾが記録して以来、2度目。PCAは2回に適時二塁打、4回に26号2ランを放ち、5打数3安打4打点で今季のナ・リーグMVP候補2人が2発の大暴れした。

 今永とは試合前の時点で通算12打数3安打、打率2割5分、本塁打なしと苦手だったが、本塁打に続き、5回にも中前打を放ち、克服の兆しだ。

 しかし、チームはこれで2カード連続でスイープされて6連敗、しかも全て逆転負けだ。大谷の本塁打が勝利に直結しないドロ沼はいつまで続くのか。