ドジャースがタイガースからトレードで最強左腕タリク・スクバルを獲得して戦力をさらに厚くしたことを受け、「ドジャースが野球を台無しにした」と〝悪の帝国〟批判が再燃している。スクバル加入でドジャースの年俸総額は4億3000万ドル(約681億円)に達し、最下位のマーリンズの8370万ドル(約132億5000万円)の5倍強だ。

 現在の労使協定が12月1日に失効することから、戦力均衡を求めてサラリーキャップ制導入を主張するオーナー側と拒否する選手会が対立。ロックアウトからストライキに発展する可能性が強まっており、「ドジャースが元凶」とする米メディアもある。

 そんな中、米メディア「クラッチポインツ」は6日(日本時間7日)にアンソニー・リゾ氏(36)がオーナー側と選手会の交渉に対して語った私見を紹介した。リゾ氏はメジャー通算303本塁打、2016年のカブスの108年ぶりの世界一に貢献した強打者だ。

 リゾ氏は「今は騒がしい状況だ。『彼がこう言った、彼女がこう言った』といった噂話が飛び交っている」と語るとこう続けた。

「野球界は素晴らしい状態にあると思うし、長期のストライキがロックアウトに陥ったら残念なことになるだろう」

 MLBでは選手会が1994年8月12日から翌95年4月2日までの232日間にわたる大規模なストライキの影響で人気が低落したとされる。

 このオフにストライキに発展すればドジャースが原因だと言われるだろう。しかし、リゾ氏は「ドジャースがやっていることは素晴らしいし、彼らはそれを続けている。それは素晴らしいことだ。彼らにとっても球団にとっても良いことだが、正直言ってどのチームに同じことができるはずだ」と強調。

 同サイトは「レイズやブルワーズといった小規模チームも現在それぞれの地区の首位に立っており、MLB屈指の強豪チームとなっている。選手会とオーナー側の交渉がどう決着するかは今後の展開次第だ」とまとめた。