ドジャースが試練の時を迎えている。ナ・リーグ西地区の首位を堅持しながらも5日(日本時間6日)まで今季ワーストの6連敗。初めての失速で21世紀初となるワールドシリーズの3連覇を危ぶむ見方も出てきている。
「そろそろ少し心配し始めなければならないかもしれない」と6日(同7日)に警鐘を鳴らしたのは、球団専門メディア「ドジャース・ウェイ」だった。まずは同地区のライバル球団たちを「パドレスは崩壊寸前、ジャイアンツは期待外れ、ダイヤモンドバックスは追随に必死でロッキーズは…いつものロッキーズ」と斬り捨てた上で「ドジャースはスクバルをトレードで獲得して組織の優秀さで称賛を集めているが、球団が解決すべき問題を抱えていないわけではない」と指摘した。
その懸案として挙げられたのは、救援陣に加えてダルトン・ラッシング捕手(25)の長期離脱だ。首痛で6月から離脱している正捕手のスミスに代わって扇の要を任され、74試合で打率2割5分3厘、12本塁打、36打点と攻守で大きく貢献。お騒がせな一面もありながら地区首位をけん引してきたが、今月3日(同4日)から右ヒジの靱帯損傷で負傷者リストに入り、捕手として今季中に復帰することは絶望的となっている。
球団もトレード期限の最終日に昨季在籍したロートベットとフェドゥシアを緊急補強したが、同メディアは「ラッシングを失ったことで深刻化している。彼は直近8試合で打率3割3分3厘、出塁率3割3分3厘、長打率6割3分という好調ぶりを見せていたため、この離脱で捕手陣に不透明感が生じている。ロートベットとフェドゥシアを高評価しているものの、この2人に頼らざるを得ない状況には不安を感じざるを得ない」と厳しい論調だ。
打線ではベッツや新戦力のタッカー、故障明けのT・ヘルナンデスが本調子にないことを挙げた上で、〝打てる捕手〟だったラッシングが不在となったことで攻撃力がますます低下。得点力不足をバッテリーで失点を防いでカバーする点についても「ディアスが復帰し、他の主力投手も間もなく復帰する見込みだ。これはチームの追い風になるはずだ。特にスネルとグラスノーが他の先発陣をリリーフに回し、投手陣の安定感は高まるだろう。しかし、故障者の復帰だけに頼ってはいられない」「実現する保証はない」と悲観的で「捕手陣の混乱ぶりを見れば、すでに打線の半分に大きな不安要素があることが分かる」と憂いている。
捕手は投手陣との意思疎通を求められるだけでなく、攻守の両面に直接的に関わる特殊なポジション。同メディアは「これらの問題はすべて解決されなければならない。そうでなければ、ドジャースのトップシードの座をブレーブスやブルワーズが脅かす中、ワールドシリーズへの道のりははるかに険しいものになる。さらに言えば、こうした苦戦が長引くほど10月に成功を収めることは難しくなるだろう」と断じたが、果たして――。











