新日本プロレス29日名古屋大会でNEVER無差別級王者のボルチン・オレッグ(32)に挑戦するミスターこと永田裕志(57)が、スカウト部長としてウルフ・アロン(29)に〝指針〟を示すことを誓った。
ボルチンが15日大阪城大会でベルト奪取に成功したことで、発表済みだった名古屋でのシングル戦が急きょ王座戦に変更。王者から挑戦者に指名された永田は「オレッグの心意気でタイトルマッチが決まったのはやぶさかではないし、しっかり今の彼の力を受け止めたい。成長著しくてこのまま突っ走ってほしいけど、やっぱりプロレスのスタイルはいろいろあるんでね。そこをまだ分からない部分もあるだろうし、しっかりプロの厳しさを教えてやろうと思いますよ」と、師匠としての意地を見せるつもりだ。
新日本には柔道男子100キロ級で2021年東京五輪金メダルのウルフが入団し大きな話題を呼んでいる。スカウト部長として橋渡し役を果たした永田は、今回のタイトル戦を通じて伝えたいことがあるという。「彼も29でこの業界に入って、すぐにでも頭角は現すと思うけど、プロレスというのは自分の体にカネをかけてコンディションを作っていくことで57でも超人的な体力をキープすることができると。それを身をもって教えたいなと。20年やったって49でしょ? 今から30年やることも可能だよって。それをオレッグとの戦いで俺が証明したいね」
ウルフと同じ29歳でプロレス界入りしたボルチンはデビュー2年2か月でシングル王者になっている。加えて永田のように、本人の努力次第では長く競技を続けることも十分に可能。永田とボルチンの王座戦は、ウルフにとって近未来と将来を見据えた上での〝お手本〟になるというわけだ。
「こうしてチャンスが回ってくるのは、コンディションをキープしているからであって。俺がボロボロだったら(IWGP)実行委員会だって(挑戦を)認めないわけでしょ。自分の体をどう作るか学んだ結果33年やれてるということを、この王座戦でウルフだけでなく、世の中にも身をもって見せたいね」。飽くなき野心を胸に、ミスターが名古屋決戦に向かう。












