新たな金字塔を打ち立てる。女子プロレス「スターダム」のワールド&ワンダー2冠王者の中野たむが、IWGP女子王者・岩谷麻優との〝3冠戦〟をぶち上げた。

 27日の大田区大会ではワンダー王者・白川未奈との2冠戦を制し、2017年6月に岩谷が成し遂げて以来、史上2人目の2冠王者に輝いた。一夜明けて「大切な人から大事なものを奪ったことへの複雑さはありますけど、今はこれを巻いたまま街を練り歩きたいくらいうれしいです!」と喜びを語った。

 戦前より2冠奪取後は岩谷の功績を超えると口にしていた中野は、白川が目標としていたIWGP女子王座を加えた3冠に照準を定める。「私が3冠王になります。岩谷麻優の歴史を超える。そして先に私が3冠を達成することで白川未奈に屈辱を味わわせて、もっと奮起してもらわないと」と言い放ち、ニヤリと笑った。

 IWGP女子王座には強い思い入れがある。1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会で当時の王者KAIRIに挑戦するも、わずか5分で敗れる屈辱を味わった。

「あの時の悔しさは忘れられないです。メルセデス・モネのかませ犬だったんですよ。だからあのベルトにも、KAIRIにも借りを返さないといけない」と闘志を燃やし、「史上初のIWGP女子王座との3冠王になって、皆さんと一緒に私がスターダムの歴史を刻んでいきます。そしてプロレス界を元気にする!」と拳を突き上げた。

 その前に倒すべき相手がいる。2冠戦後は「シンデレラ・トーナメント」を2連覇したMIRAIからワンダー王座への挑戦を表明された。

 中野は「トーナメント2連覇したのに、こんなに結果を出してない選手はいない。でも、去年の5★STAR GPではあの岩谷麻優とジュリアに勝ってるって意味がわからない選手。ある意味怖いです」とMIRAIの印象を語りつつ「でも、まだまだ世代交代させるわけにはいかない。岩谷麻優を超えないといけないのでしっかり防衛します」ときっぱり。偉業達成に向け突き進む。