女子プロレス「スターダム」のジュリア(29)率いる「ドンナ・デル・モンド(DDM)」が、再浮上のきっかけをつかんだ。

 27日の東京・大田区総合体育館大会では桜井まい、テクラとのDDMトリオで、アーティスト王者のKAIRI、なつぽい、安納サオリ組に挑戦。

 昨年3月に日本マットに復帰した元WWEのスーパースター、KAIRIとの初遭遇になったジュリアは、6分過ぎにその時が訪れた。リング上で対峙するや、バックブローをかわし腹部へのエルボーを発射。KAIRIのエルボーも真正面から受け切り、STF、ステルスバイパー(変型裏STF)で捕獲した。

 さらにナックルで場外に吹っ飛ばすと「そんなもんか!」と挑発。だが、これで明らかにイラっとした表情を見せたKAIRIから、バックブロー2発を食らいダウンした。

 その後は両軍一歩も譲らない激しい攻防が展開される中、迎えた15分過ぎだ。4年ぶりの再会となった安納と1対1の状況になったジュリアが岩石弾を放つと、フランケンシュタイナー、逆さ押さえ込みの体勢からブリッジするポテリングで追い込まれた。

 それでも、なつぽいのトラースキックが安納に誤爆した瞬間を見逃さなかった。ジュリアは電光石火の雁之助クラッチで安納を丸め込み、3カウントを奪った。

「強敵だし、こんな勝ち方じゃ納得してないけど、勝ちは勝ちなんだよ。KAIRIとも安納ともまだまだやりたいと思ってる」

 4月の横浜大会では中野たむに敗れ、昨年末に手にしたワールド王座を失った。さらに先日はDDMのひめかが現役を引退したばかり。最強ユニットの証しでもあるアーティスト王座を手中に収めたことにより、巻き返しの準備は整った。

 試合後はSTARSの岩谷麻優、葉月、コグマ組が次期挑戦を表明。金網マッチでのV1戦が決定的となった。

「ユニットのため、桜井がもっと成長するために、ウチらはバックアップしないといけない。そのために私とテクラで道を示していかないといけないって思ってる」とジュリア。いよいよ反撃ののろしを上げる。