米国・WWEの「バックラッシュ」(9日=日本時間10日、フロリダ州タンパ)で実現したPLE史上初の日本人女子対決で、〝明日の女帝〟アスカはイヨ・スカイとの激闘の末に敗れた。試合後はイヨと涙の和解を果たしたが、大会終了後のポストショーではWWEを去る可能性を指摘された。

 試合後にイヨが深々と一礼をすると、アスカは感極まって手で顔を覆いながら号泣した。このシーンについて、ポストショーでコメンテーターを務める元WWE王者のビッグEは「憶測で語りたくはないが」と前置きした上で「これって、もしかして『別れ』の合図なのかな。アスカがこれほど感情的になる姿は、今まで見たことがない」と予測した。

 続けて「もしこれが別れなら、とても惜しまれる。彼女はパイオニアであり、WWEに来る前から驚くべきことを成し遂げたが、ここWWEで史上最高の一人としての地位を確立した」と女帝の功績をたたえたが、WWEのオフィシャル配信で解説者の口から「別れ(Goodbye)」の言葉が出たことはWWEユニバース(ファン)に衝撃を呼んだ。

 4月に「カブキ・ウォリアーズ」の相棒だったカイリ・セインが解雇された。長年の盟友がWWEを去ったことに加え、試合前にアスカは自身のインスタグラムに、フランク・シナトラの名曲「マイ・ウェイ」をBGMに遠くを見つめる自身の写真を投稿。同曲は「別れの歌」として知られていることから、アスカが「終わり」を示唆したと見る向きもある。

「別れ」がWWEからの離脱を意味するのか、それとも引退なのかはもちろん不明だが、SNS上ではファンから「あなたも去るなんて言わないで」「あなたが終わっていないことを祈っている」「引退しないでください」といった書き込みが殺到している。
 
 2015年9月にWWEと契約。日本時代の「華名」から「ASUKA」にリングネームを変え、第3ブランドのNXTでは女子王者として267連勝を飾った。メインロースター昇格後はWWE女子王座3度、女子世界王座1度で最高峰王座を4度獲得。WW女子タッグ王座は5度も手にして、女子グランドスラムも達成。制御不能の立ち回りで人気を博し、10年以上の長きにわたり、世界最大団体のトップ戦線で活躍してきた。

〝明日の女帝〟の去就に注目が集まる。

「WWEバックラッシュ2026」はABEMAにて生中継された。