初代王者が求める色は――。新生ゼロワンの女子部「プロレスリングRose」旗揚げ第2戦(9日、東京・新木場1stRING)で、マーベラスのRiko(26)がROSEワールド王座〝The Rose〟王座決定戦ランブルを制し、初代王者に輝いた。

 9人参加の時間差入場バトルで、最後は真白優希を鮮やかなムーンサルトプレスで下し、新団体の初代王座を強奪。5日のマーベラス10周年記念大会ではMariaとのコンビ「マゼンタ」で保持していたAAAW王座から陥落したばかりだが「こうやってベルトが私を選んでくれた。真白がベルトを取り返しに来るまで、ベルトをどんな敵からも守っていく」と力強く話した。

工藤めぐみGM(左)と、舌を出すRiko(©博文社)
工藤めぐみGM(左)と、舌を出すRiko(©博文社)

「真っ黒コスチュームには、真っ白いベルトはめちゃくちゃ映える」と新設されたベルトの印象を語ったが、最高峰王座が女子プロレス伝統の「赤」ではなく、真っ白な理由は「何色にでも染まっていける」(工藤めぐみGM)からだ。

 では、新王者は何色に染め上げるのか? Rikoは取材に「個人的にはしばられるのは好きじゃないんで。うちら組んでやってるマゼンタは『自由気ままに』がモチーフなんで、時には赤く、時に黒く、時にドス黒く、血のような戦いをしていく。見る人が判断すればいいかな」。その上で「どうしても色に例えてほしいというなら、黒よりの赤って感じ。白ではないのは確か」と高笑いした。

「川畑梨瑚」の名で2018年にデビューしてから今年で8年目だが、これがシングル王座初戴冠になる。長与千種率いるマーベラスには23年8月から所属となり「せっかくのシングルベルトなんで挑戦したい人がいれば、マーベラスのリングでもやりたいなと思う」と所属マットでの防衛戦も視野に入れている。

ムーンサルトプレスで真白優希(下)を葬ったRiko(©博文社)
ムーンサルトプレスで真白優希(下)を葬ったRiko(©博文社)

 Rikoの代名詞と言えばムーンサルト弾。この日の王座戦もフィニッシュに使った。「自分がこの技を出したのはデビュー戦。そこから大事にしてる技で、この技でいろんな先輩を倒してきたしタイトルも取ってきた。いろんな必殺技を身に着けるのは大事だと思うけれど、私は一つを極めることも大事だと思っている」と、数ある使い手の中でも強いこだわりを持っている。

 工藤GMから「うまさがある。タッグでは女子の選手の中でトップクラスだけど、個々としてもレベルの高い選手」と高く評価された新王者は、真っ白なベルトを「黒よりの赤」に染め上げる。