新日本プロレス6月14日大阪城ホール大会で、NEVER無差別級王者・成田蓮(28)に挑戦する東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフアロン(30)が、「負けたら黒帯返上マッチ」への思いを明かした。成田にはメリット皆無の取り決めだが、ウルフが見据えるのはあくまで2月大阪大会のリベンジ。必勝を誓った上で見据える〝次のステップ〟とは――。
ウルフは9日の公開会見で成田に襲撃されると「黒帯をかけて大阪城に来い」と要求された。売り言葉に買い言葉で「負けることがあったら黒帯返上してやるよ」と応じたため、何とも奇妙な取り決めが交わされた。
一夜明けたこの日、都内での公開収録前にファミレスで本紙の取材に応じたウルフは「正直よく分からなかったですよ。もし負けたら黒帯を巻くなってことだと思うんですけど…それが成田蓮に何のメリットがあるんだと。要するにただのイジワルなんでしょうね」と冷静に分析。もっとも、ウルフ側にはデメリットがある。「柔道教室をする時に白帯でやらなければいけないってことですかね。それはそれで恥ずかしいことだなとは思います。それか茶帯でごまかすか…」とこすい発言を織り交ぜつつも、中学2年時から慣れ親しんだ黒帯の死守を誓った。
前回の対戦では成田率いる「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の乱入もあり、わずか2分8秒でキャリア初のフォール負けという屈辱を味わった。「前回は成田だけを見て入場していたら後ろから(H.O.Tのメンバーに)襲われて、なすすべなく敗戦してしまったので。今回は先入場だと思うので、入場から気を抜かずに…。何ならムーンウオーク入場という可能性もあります」と反則・介入対策の徹底を宣言。「大阪で奪われたベルトを大阪で奪い返すことができるというまたとない機会。ここで絶対に取り返して、下半期にいい形でつなげたいですね」と雪辱に燃えている。
大阪決戦後は「次のステップ」も見据えている。「気持ちとしては『G1クライマックス』(7月11日、米シカゴで開幕)に出て、たくさんの選手と試合をして実力を高めたいという気持ちが強いです。そのためにも今回勝たないといけない。H.O.Tと一つ区切りをつけて、ベルトを持った状態でG1に出たいですね」。2000年大会の鈴木健三(当時)以来となる、デビュー年での真夏の祭典出場という快挙を視界に入れた。
ウルフが食事を終えると、ほぼ同時にTマネジャーが登場し「こんなところにいたんですか! もう入り時間ですよ!」と連れ去り。ウルフは「終わったら戻って来ます! 今日こそ払わせてください!」と約束したが、収録終了時間後も一向に戻ってくる気配はなく、深夜に本紙記者のスマホには「本日はごちそうさまでした!」と礼儀だけ正しいメッセージが届いていた…。













