女子プロレス「スターダム」の23日横浜アリーナ大会で、中野たむが王者ジュリアとの死闘を制し、ワールド・オブ・スターダム王座を初戴冠した。
幾度となく死闘を繰り広げてきたライバル同士の対決は、まさに激闘だった。序盤から場外乱闘で火花を散らし、一進一退の攻防。中盤では王者からナックルパンチをくらいダウンを奪われると、バックドロップからのグロリアスドライバーでマットに叩きつけられた。
猛烈な攻めに疲労困ぱいになりながら何度も立ち上がった中野は、決死の覚悟でトワイライト・ドリームをさく裂させた。最後は得意のバイオレットスクリュードライバーで3カウントを奪った。
2017年に6月にアクトレスガールズを退団し、同年11月からスターダムに参戦。5年半の年月を経て、念願の赤いベルトを初めて巻いた。
試合後、なつぽいと抱き合った中野はマイクを持ち「ジュリア…。あんたはバケモンだよ! あんたの大切な赤いベルト、奪ってやったぞ! 私の最大のライバルだ」とにらみつけ「あんたと戦うには、命だってささげても構わないと思ってる。どうせあんたのことだから、また挑戦しに来るんだろ? 来てよ。来なきゃ絶対許さない」と、何と新王者から再戦を要求した。
一方ジュリアは「しつこいのは、おめえだろうがよ! 私のこれからやりたいことに、どうしても必要なそのベルト、奪ったな。絶対許さねえ。でも、今日は楽しかったよ。でもお前の顔は当分見たくねえ」と言い捨てリングを後にした。
ジュリアが去った後、セコンドで見守っていたKAIRI、なつぽい、安納サオリと抱き合った新ワールド王者は「第26代ワールド・オブ・スターダム・チャンピオンになりました! ありがとう。この世界はどうしても勝てないヤツがたくさんいる。でもそんな世界に奇跡を起こせるのがプロレスだ!」と絶叫。「ビリーブ・イン・たむ!」と、会場に集まった観客と合唱した。
頂点に立った中野が、スターダムに新たな旋風を巻き起こす。












