女子プロレス「スターダム」のひめか(25)が、23日の横浜アリーナ大会で相棒・舞華との引退試合に臨み、華々しく散った。

 2月に現役引退を電撃発表。引退ロードでは、センダイガールズの橋本千紘やアクトレスガールズ時代の仲間、高瀬みゆき、関口翔との再会を果たし、プロレス人生の終焉に向け歩みを進めてきた。

 引退試合はひめかの希望で、ゴッデス王座をともに巻いたタッグパートナー、舞華との一騎打ちが実現。真っ白なコスチュームに身を包み、頭に王冠をつけたひめかは満面の笑みで入場した。リングアナウンサーを務めたのは、デビュー戦のリングアナも担当していた白川未奈だ。

 試合開始のゴングが鳴ると、ショルダータックルの打ち合い。場外乱闘に発展し、一進一退の攻防を展開した。だが、ひめかは雪崩式ブレーンバスターを決められると、流れを奪われてしまう。その後も舞華から必殺技を連発され、ピンチを迎えた。

 それでも立ち上がったひめかは「舞華ありがとう」と叫び、ランニングパワーボムで反撃に成功。エルボーを連打したものの、カウンターのみちのくドライバーⅡを決められてダウン。最後は大号泣する舞華から「愛してるよ! ひめか」とみちのくドライバーⅡで沈められ、3カウントを献上した。

 2020年6月からスターダムに参戦し、ゴッデス王座、アーティスト王座を戴冠。団体のトップを走ってきたひめかは「舞華、最後まで私のわがままをすべて受け止めてくれてありがとう」と相棒に感謝を述べ「舞華がいなかったら、今日私は、ここにいなかったかもしれない。それくらい大事な存在でした」と静かに語った。

 会場に集まったファンには「私は5年間、みんなに応援されて本当に幸せでした。私と出会ってくれて本当にありがとう」と頭を下げ、舞華と肩を組んでリングを後にした。
 
 バックステージに現れた舞華は涙が止まらず「この日が誰よりも来てほしくなかった。スターダムでのラストシングルマッチに選んでくれて、よかったと思う。ありがとう」と握手を交わした。ひめかも涙ぐみ「次、スターダムが横浜アリーナでやるときは、舞華は赤のチャンピオン(ワールド王者)になっていて、私はセコンドに就いちゃうかな? 就かないけど」と笑顔を見せた。

 ひめかの引退セレモニーは5月14日の東京・後楽園ホール大会で行われる予定だ。