謎のマスクマンが5月某日、東スポが入居するビルを急襲した。玄関からエレベーターに乗り込み、東スポへ向かおうとしたが、受付スタッフに止められた。

 覆面男は「今日はイベントの告知をするために来た。ウェブだけじゃなく紙面にも載せろ。オレは東スポが40円のときからの読者だ。通勤電車で赤見出しの1面に載ってたプロレス記事を毎日読むのが楽しみだった。真ん中のエロ面だけはウチに持って帰って熟読してた」と〝東スポ愛〟を力説する。

 しかし、東スポとは直接の雇用関係がない、ビルの受付嬢は困惑するばかり…。「警察に通報しますよ」と手でバッテンマークを作り警告すると、男はしぶしぶマスクを脱いだ。

 覆面男の正体はフリーのプロレスラー・戸井克成(63)だった。

 戸井は「5月23日に新宿歌舞伎町の大久保公園で『バトルエイド2026』を開催します」とポスターを披露した。23年から毎年開催しているイベントは、今年で4回目となる。大久保病院で生まれた戸井は大久保公園の変遷を憂いていた。
 
「大久保公園の周辺って殺伐とした閉塞感が漂う場所。立ちんぼの女の子がずっと待ってたり、それを買いに来る男。最近はスマホでもやりとりしている。トー横の問題もそうだし、あそこだけは行かないと、悪いイメージを持たれている」

 新宿区保護司としても活動している戸井は歌舞伎町、大久保公園周辺を清掃活動するなど社会貢献している。

「プロレスで元気を与えたい。ポスターには〝青少年少女よ!自分に負けるな!〟と謳っているが、今年は大人の人にも見てもらいたい。オレ自身還暦は超えてるが60代、70代は働き盛りだと訴えてる。だから毎日のトレーニングは欠かさない。若い子から見ればオレたちはおじいちゃん世代だが、リングに上がってパフォーマンスする人生も捨てたもんじゃない」 

戸井はバトルエイド2026に向け気合十分だ(江東区の東スポ本社)
戸井はバトルエイド2026に向け気合十分だ(江東区の東スポ本社)

 主催者の「株式会社 今田新聞店」の今田済士社長は「(イベントは)戸井さんが辞めると言わない限り毎年続けたい。老体にムチ打って頑張ってほしい」とバックアップを約束する。無料イベントなので、協賛金もよろしくお願いします」と訴えた。

 当日は4試合が予定され、子供プロレス教室も行われる(試合開始は13時)。

【第1試合】(プロレスリングシークレットベース提供試合)
 HANAOKA、アホロートルVS神楽、AKECHI

【第2試合】大久保公園式シングルマッチ
 マッチョマイケルズVS宇宙銀河戦士アンドロス

【第3試合】女子プロレス(PURE‐J提供試合)
 久令愛VS大空ちえ

【第4試合】歌舞伎町式ストリートファイト・エニウェアバンクハウス6人タッグデスマッチ
 戸井克成、清水基嗣(シークレットベース)、ノブカセダ(シークレットベース)VSアミーゴ鈴木、レザーフェイス、瓦井寿也

 戸井の試合後のマイクメッセージにも注目だ(敬称略)。