【FIFAワールドカップ】日本代表は史上初の8強入りをかけてクロアチアと対戦する。決戦前日に熱き思いを語り尽くした主将のDF吉田麻也(34=シャルケ)の姿に、本紙担当記者は胸を打たれた。
【日本代表ドキュメント ブルーサムライ出陣】吉田にとって“鬼門”が連戦の「4戦目」。前回ロシアW杯では「3試合終わった時に疲弊していた」と振り返り、6月の強化試合4連戦でも最後のチュニジア戦で凡ミスを連発して0―3完敗の戦犯となった。そうした反省から今夏に出場機会を重視して移籍。「ずっとチームで試合に出ている。そこが大きな違い。コンディションに明らかに表れている」と状態に自信をみなぎらせた。
鬼門を乗り越えた先には、日本史上最高のセンターバックの称号が待っている。本人は「ずっと中沢(佑二)さん、(田中マルクス)闘莉王さんという“亡霊”を追いかけてきた。やっぱり2人を超えたいというのは頭の片隅にあって…。ベスト16の壁を破った時、初めてそこにたどり着ける」と力を込めた。
そして最後に口にしたのが前代表主将のMF長谷部誠(Eフランクフルト)への思いだ。「当初は長谷部さんを意識していたけど、ある時からあまり比べなくなったというか気にしなくなった。自分には自分の良さがあるし、いろんないいキャプテンを見ていいところを吸収してきた」。今は独自の主将像をつくり上げてチームの躍進を支えている。
4年前に長谷部の代表引退を受けて号泣した吉田を目の前で見ていた日本代表担当の渡辺は、思わず胸にこみ上げるものがあった。











