日本は1次リーグ突破へ崖っぷち。本紙担当記者が勝負のスペイン戦へ挑むDF長友佑都(36=FC東京)の思いに胸を熱くした。
【日本代表ドキュメント ブルーサムライ出陣】「まさに手のひら返しとはこのことだな」。日本代表担当の渡辺は深くため息をついた。ドイツ戦の歴史的大金星で森保監督やイレブンは日本国内はもちろん、世界中から称賛の嵐で一躍、今大会の主役候補となった。
しかし、コスタリカに0―1で敗れると、一転して批判が爆発。なかでも、途中出場したDF伊藤洋輝(シュツットガルト)は鋭い突破でチャンスをつくっていたMF三笘薫(ブライトン)に効果的にパスを供給せず、SNSを中心に戦犯として非難の的に。「バックパスマシン」などと罵詈雑言が飛び交って大きな波紋を呼んでいる。
この事態に立ち上がったのは大ベテランの長友だ。「うまくいかなかった選手に批判があるのは当たり前だけど、若手選手じゃなくて、雰囲気をつくれなかった僕にもっと批判が来るべき」と主張。伊藤に関しても「代表経験もそんなになく、W杯に途中から出場する難しさもある。僕が(2010年)南アフリカの時に同じ立場だったら、もっとひどいことになっていた」と擁護した。
そして「日本では結構批判も多くてドイツ戦とは真逆の状態になっているけど、スペイン戦、絶対突破をする。その時はメディアの皆さんも3150(サイコー)倍返しでたたえてほしい」と共闘を呼びかけた。長友の熱き思いに、ペンを走らせる渡辺の手も自然と力がこもった。









