【FIFAワールドカップ】破竹の快進撃で日本代表の森保一監督(54)の舌も滑らかだ。劇的勝利のスペイン戦から一夜明けた2日に“今大会最長”となる1時間にわたる熱弁。本紙担当記者が名将の思いに迫った。
【日本代表ドキュメント ブルーサムライ出陣】激闘からの疲労回復を図るため、この日選手はオフになった。そうした中、指揮官が練習場で取材に応じてチームの現状や今後の展望を語った。
決勝トーナメント1回戦の相手となるクロアチアについて「非常に柔軟に、粘り強く戦える。個の素晴らしい能力を組織力として発揮できるチーム。(準優勝した)ロシアW杯で見た時に本当に素晴らしいなと。戦うメンタリティー、粘り強く最後まで戦うというのは我々も見習うべき」と分析。「今回のW杯でもクロアチアがロシアで見せた戦い方を参考にしている」と手本にもしているという。
また、森保監督は現在のチームの強みについてこう説明した。「レギュラーとサブ組という概念は私自身、全く持っていない。野球の投手で言えば、先発で出るのか中継ぎで出るのか、クローザーで出るのか。そういう役割の違いがある中で、チームが勝つために選手が機能していく。昨日も先発の選手がいい形でつないで、途中交代の選手がまたいい仕事をする。チームとして機能して勝利する流れをつくった」
以前に野球担当だった日本代表担当の渡辺は「なるほど!」と目を見開いた。ベンチスタートの選手はつい控え要員ととらえがちだが、森保監督の中でスタメンか否かは優劣ではなく役割の違いにすぎない。こうした意識の浸透が、途中出場の選手も高いモチベーションで活躍できる秘訣なのだろう。
さらにズバズバ的中するゲームプランについては「陸上で言えば100メートルでも勝負できるけど、勤勉に集中力を継続できる部分ではマラソンでも勝っていける。相手のパワーに対して互角に戦っていきながら、最後は持久力を生かして相手を上回っていくことが日本の良さ」。他競技への造詣の深さも森保マジックを支えていると渡辺は確信していた。









