【FIFAワールドカップ】優勝候補の強豪撃破へ森保一監督(54)が仕掛けた“最後の一手”とは――。日本代表はカタールW杯決勝トーナメント進出をかけて1次リーグE組最終戦(1日=同2日)で強豪スペインと対戦する。本紙担当記者が、勝てば突破、負ければ敗退の決戦前日の緊迫した日本代表チームを追った。
【日本代表ドキュメント ブルーサムライ出陣】スペイン戦の公式会見に出席した森保監督に、スペインメディアから負傷者の状況に関する質問が飛んだ。
すると指揮官は「あのー、けが人は…。えーっとですね…」。そして一呼吸置いて「ここに関してはDF酒井(宏樹=浦和)ができるかどうかで今日の練習に入って来るので。昨日の練習では外れた選手がいるが、全員が練習ができる状態。明日の試合に向けては、酒井以外はできるかなという状態だと思う」。
試合前々日にあたる29日の練習では右太もも裏違和感のDF冨安健洋(アーセナル)が復帰し、別メニュー調整は左太もも裏を負傷した酒井と、右ヒザ痛のMF遠藤航(シュツットガルト)の2人。日本代表担当の渡辺は「そうなると、遠藤はもう大丈夫ということだな」と胸をなで下ろしてチームの練習場へと向かった。
中盤の要が復帰するとなれば、チームにとっても心強い。しかし、公開された練習の冒頭部分で遠藤は、またもや別メニューで調整を行っていた。さらに練習後には取材に対応する予定だったが、急きょキャンセル。一足早く宿舎へと引き揚げる異例の対応だった。
日本サッカー協会関係者によると、非公開部分の練習にも参加しなかったという。なぜ森保監督は遠藤について触れなかったのか。相手をかく乱する意味がある可能性もある。「これは情報戦なのか、それとも…」。渡辺は混乱したままスペイン戦の先発メンバーを夜通し予想することにした。












