ポルトガル1部スポルティングのMF守田英正(30)が、6月に開幕する北中米W杯メンバー入りするか注目を集めている。W杯メンバー発表前最後の代表活動だった3月の英国遠征は選外。大舞台出場を危ぶむ意見も出ている中、元日本代表FW武田修宏氏(58=本紙評論家)は森保一監督(57)の意図を推測した上で、その行方に断を下した。
負傷などもあって昨年3月を最後に代表活動から遠ざかる守田は、7日(日本時間8日)に行われたアーセナル(イングランド)との欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦にフル出場した。
チームはホームで0―1と手痛い黒星を喫したが、持ち前のボール奪取力を発揮するとともに、終盤には自陣でこぼれ球を拾うと、巧みなターンで攻撃の起点となりチャンスにつなげた。武田氏は「(3月31日の)イングランド戦よりも強度やレベルが高い中で、先発でやるのはすごい経験。いわば世界選抜みたいなチームを相手に、攻守のバランスを取りながらうまくやっていた」と高評価を与えた。
改めて〝世界レベル〟を示したにもかかわらず、3月の英国遠征には不参加だった。その結果、W杯へ向けて〝構想外〟説もささやかれる。だが「いろいろ言われているけど、森保監督はCLを優先させたのでは。(代表の)親善試合よりCL準々決勝に出たほうが、プラスは大きい。だから守田はW杯のメンバーに入ると思うし、入れないといけない。現状では鎌田(大地)とのボランチコンビがベストだね」と力説した。
状況は異なるものの、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)のイングランド代表FWハリー・ケインが、コンディション不良により、日本代表戦直前でベンチ外となったケースも似たような措置とみられる。この日のCL準々決勝第1戦レアル・マドリード(スペイン)戦を見据えて万全の準備で臨み、ケインは見事に得点を決めて2―1の勝利に貢献した。つまり優先順位はCLの方が高かったわけだ。
スポルティングは逆転4強入りをかけて、敵地の第2戦(15日)を控える。世界最高峰レベルでの実戦は、何にも代えがたい成長の場。守田はこの経験を指揮官へのアピールにつなげ、W杯のピッチに立つことになるのか楽しみだ。












