北中米W杯決勝トーナメント1回戦で日本はブラジルに1―2で惜敗したなか、試合後の印象的な場面の詳細が〝判明〟した。

 試合では1―1で迎えた後半終了間際にMF田中碧(リーズ)がボールを奪われ、相手の決勝点に直結。試合後には涙に暮れる田中のもとにブラジルのFWマテウス・クーニャ(マンチェスター・ユナイテッド)が駆け寄って慰めるシーンがファンの感動を誘った。

 そうした中、英紙「ミラー」(米国版)は「W杯のスター選手が、悲痛な結末の後に泣き崩れる対戦相手に何を伝えたのか、読唇術師が解読した」と題する記事を掲載。プロの読唇術師ニコラ・ヒックリング氏による分析を紹介した。同記事によると、クーニャは田中の肩に手を置き、目をまっすぐに見つめながらこう言ったという。

「どうした、兄弟。でも、これって悪くないよ。リスペクトしか感じないぜ、兄弟。君は本当にリスペクトされる存在だ、兄弟」

 さらに、クーニャは田中の胸を軽く叩くと、次のように付け加えた。

「仲良くしよう。それが一番いいんだ。サッカーはただのゲームだ。君は国のためにプレーした。みんなが君を尊敬しているよ、兄弟。よくやったよ、兄弟。国民やファンのために笑顔を見せろ!」

言葉だけでなく田中碧を抱きしめるクーニャ(ロイター)
言葉だけでなく田中碧を抱きしめるクーニャ(ロイター)

 クーニャが実際にかけた言葉と完全に一致しているかは不明だが、田中に対して敬意を持って接していたことは確か。同記事では、ファンの声として「クーニャは本当にスポーツマンシップに富んでいる。田中が一生その罪悪感を抱え続けることを理解しているんだ」「クーニャの振る舞いは本当に立派だ」など、称賛のコメントを伝えている。