明治安田J1リーグのシーズン移行1年目が7日にスタートする。日本のプロサッカー界初となる秋春制は、どのような展開となっていくのか。元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)が優勝の行方を占うとともに、曺貴裁監督を迎えた名門浦和の躍進に必要なポイントを挙げた。
J1の2025年シーズンは鹿島が9年ぶりとなるリーグ優勝。今年前半の百年構想リーグは、23、24年のJ1を制した神戸がトップだった。武田氏は「最初は混戦になるのではないか」としつつも「鹿島は補強もいいし、鬼木(達)監督が続けている。神戸は補強もそうだし、経験のある選手がいる」と、この2チームの上位形成を予測。また、黒田剛監督率いる町田も「しっかり補強している」との見解だ。
また、オフに15人もの退団選手が出て、新たに曺監督が指揮を執る浦和は、開幕を控え最も注目されているクラブの一つ。血の入れ替えを断行した名門がタイトルに届くかは、スタートダッシュの成否が最重要だという。武田氏は「最初の5~6試合くらいの結果が大事になる。うまくいかないと、選手はやってきたことに『大丈夫かな』とクエスチョンが出てきてしまう。浦和はサポーターも厳しいし、そういう意味でも結果を出さないといけない」と強調した。
そこで武田氏が気にするのは、約1か月ほどだった曺体制の準備期間の短さ。「曺さんのサッカーは時間がかかると思うよ」と危惧する。それでも「多くのスタッフ(コーチ)を連れてきているのは、そういうことを考えてのことだろうし、(戦術などを)落とし込みしやすくなるからね」と指摘。攻守にアグレッシブなスタイルを現時点でどこまで浸透させられているかも、結果を左右しそうだ。
だからこそ武田氏は「最初に結果が出れば、すんなりいけるのでは」。浦和は試練の序盤を乗り越えれば、一気に波に乗っていく展開も期待できそうだ。まずは開幕戦のG大阪戦(7日、パナスタ)が大きなカギとなりそうだ。












