日本サッカー協会(JFA)は17日、国際親善試合ウルグアイ戦(24日、Qスタ)など9~10月に4試合の活動を行う日本代表メンバー31人を発表した。北中米W杯後の再スタートとなる中、元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)は、森保一監督が異例の短期続投となったことによる不安要素を挙げた。

 森保ジャパンが〝最終目標〟である来年1~2月のアジアカップ(サウジアラビア)優勝へ向けて活動を再開させる。

 今回はMF松木玖生(サウサンプトン)ら4人が初招集となり、W杯組からは10番を背負ったMF堂安律(Eフランクフルト)ら20人が選ばれた。森保監督は「協会からいただいたミッションはアジアカップ優勝。いまの日本代表の勝利と発展のために全力を尽くし、未来にバトンタッチしていきたい」と意気込んだ。

 アジア制覇を花道に、U―21代表を率いる大岩剛監督に来年3月からA代表を託す形が理想だが、この6か月続投は、選手、コーチ、スタッフのモチベーションに影響を与える可能性があり、〝最終目標〟達成の障害になりかねないというのだ。武田氏はまず選手について「監督が代わるのをわかっているから、選手はいろいろ考えるだろうね。もちろん、選ばれたら頑張るのだけど、大事なのは自分のコンディショニングだから、無理はしないかもしれない」と心理面の微妙な〝変化〟を指摘する。

 コーチ、スタッフに関しても「契約書にサインした以上は、頑張るしかない。ただ、コーチ陣、スタッフのモチベーションも難しい。半年で辞めることになるかもしれないし、その後の就職活動もしなきゃいけない。やっぱりその後の人生も考えるよね」。目に見えるほころびまでは出てこないにしても、チーム全体のムードが高まりきらなければ、タイトルがかかった大舞台では大きな影響が出る懸念もある。看過できない見立てだ。

 一方、森保監督は選手マネジメントの観点から「選手たちは賢いので今のためにやっているのか、違うためにやっているのか気付くと思う。集中力を欠いてケガすることがないように、目の前の勝利に向けて戦うことを軸に持ちながらやっていきたい」と〝半年〟が単なる引き継ぎ期間にならないように神経をとがらせている。異例の続投は、どのような結末を迎えるのか。