スペイン1部バルセロナのスペイン代表MFラミン・ヤマルが世界最優秀選手賞「バロンドール」選考に持論を唱えた。

 今年のバロンドールは本命不在でヤマルやスペイン1部レアル・マドリードのフランス代表FWキリアン・エムバぺ、フランス1部パリ・サンジェルマンの同代表FWウスマヌ・デンベレ、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのイングランド代表FWハリー・ケイン、MLSインテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが有力候補とされている。

 ヤマルはスペインテレビ局「モビスター+」の番組に出演。先日までにスペインリーグ、欧州チャンピオンズリーグ、北中米W杯で得点を獲得したエムバぺがバロンドール受賞に向けて「私より優れたシーズンを送った選手はいない」と発言したことに反論。フランスメディア「FOOTMERCATO」は「バルセロナの神童は遠慮なく意見を述べた」と報じた。

 ヤマルは「W杯史上最多得点者になることは偉大なレジェンドたちを上回ることであり本当に人を魅了するものです」とエムバぺの偉業をたたえながらも「80ゴールを決めた選手に贈る賞ではありません。80ゴールを決めればシーズン最優秀選手賞(ピチーチ賞)がもらえるからです」と主張。得点がバロンドールに直結するわけではないという。

 また昨季にCL優勝で欧州制覇を果たしたPSGのデンベレやFWクビチャ・クワラツヘリアらバロンドール候補に上がった選手たちについても「例えば、CLで優勝したのだから受賞すべきという人たちもいる。最高のチームであるPSGはCLのトロフィーを受け取っている。それが賞だ」と指摘し、世界最優秀選手賞にはふさわしくないという。

 神童は「世界最高の選手とは解説者として試合を観戦したときに見る人を楽しませてくれる選手、他の選手とは明らかに一線を画す選手です。世界最高の選手が、最も多くのゴールを決めた選手や最も多くのタイトルを獲得した選手ではなく、本当に最高の選手である時、この賞は本来の価値を取り戻すでしょう」と主張していた。