サッカーの元北朝鮮代表FW鄭大世氏が19日、日本テレビ系の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、2026年北中米W杯アジア2次予選の日本対北朝鮮戦について語った。

 日本代表は21日にホーム、26日にはアウェーで北朝鮮と対戦する。日本で生まれた在日3世の鄭氏はこれまで、日本のJリーグやドイツでプレー。北朝鮮代表としては10年の南アフリカW杯に出場している。

 日本対北朝鮮戦の注目選手として鄭氏は、イングランド・リバプールでプレーするMF遠藤航を挙げた。「日本代表には結構珍しいと思うんですけど球際のところで、他の選手より10センチ、20センチ、もっと深くタックルに入れるんですよね。もうみんながご存じのように世界最高峰の舞台で優勝争いしてるようなレベルなんで、もちろん一番の注目選手だと思います」

 北朝鮮も激しい当たりで知られるだけに、MCの宮根誠司は「フィジカルとフィジカルのぶつかり合いというのが見どころ」と言うと、鄭氏は「サッカーを楽しむという面では、そこが一番楽しみですね」と指摘した。

 昨年の杭州アジア大会準々決勝で日本は北朝鮮に2―1で勝利したが、北朝鮮のラフプレーが目立つ試合となった。だが鄭氏は北朝鮮について「意外と球際とか、汚いプレーはしないですね」という。

「僕が代表にいてすごく感じてたのは、彼ら(北朝鮮代表)はすごく純粋で、相手を傷つけるっていうことはあまり得意ではなくて。結構ルールの中で激しくやるのは得意ですけど、相手を攻撃したり傷つけるっていうことはできる性格じゃない」

 日本では、北朝鮮のラフプレーが批判されているが、「僕がアジアを見て思うのは、日本代表がアジアの球際の激しさを『汚い』っていうひと言で済ませていたら多分、アジアでずっと勝ち続けていくことは難しいと思う」と鄭氏は指摘。続けて「ヨーロッパで球際が激しいのに対して『さすがヨーロッパ』って言うけど、アジアで球際が激しいのは『汚い』っていう表現をすることが…。それ言ってたら多分成長できない」と話した。