日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(49)が8日、都内で取材に応じ、代表戦における地上波放送を取り戻していく考えを示した。

 宮本会長は「日本代表の試合を、日本においては地上波で放送するのは大事だと思っているし、実現したいと思っている。(野球の)WBCがネットフリックスでしか見れなかったのは、ちょっと残念だった。W杯はそうだし、代表のほかの試合を見れるようにしていきたい」と力説した。

 北中米W杯(6月11日開幕)の日本戦は地上波でも放送されるが、放映権の高騰により、前回カタールW杯のアジア最終予選からアウェー戦は配信のみとなった。北中米W杯出場を決めた昨年3月のバーレーン戦はホーム開催で地上波放送だった一方で、カタールW杯出場を決めた2022年3月24日のオーストラリア戦は敵地だったため実現しなかった。その試合の前には、当時の田嶋幸三会長が「最後まで努力したい」と語るなど、地上波放送の実現をギリギリまで模索した経緯がある。

 今後も放映権の高騰が続くと予想される中で、宮本会長は粘り強く動いていく覚悟だ。「W杯本大会はマストだし、(W杯)予選に関しては、AFC(アジアサッカー連盟)が持っている権利なので、そことの交渉もある。去年の2月くらいにAFCと話した時には、そこも担保してほしいと伝え、AFCも理解したと言っていた」

 代表戦がいつでも地上波にある日常は、再び訪れるのか。