森保ジャパンに〝鉄人〟は不要なのか。6月開幕の北中米W杯で日本勢最多となる5度目の出場を目指しているDF長友佑都(39=FC東京)の日本代表メンバー選出を疑問視する意見が多く出ており、大ベテランの不要論が展開されている。この見解に元日本代表FW武田修宏氏(本紙評論家)は反論。「W杯優勝」を掲げている森保一監督の戦略に欠かせない〝戦力〟と強調した。
不動の左サイドバックとして、2010年南アフリカW杯から4大会連続出場。今大会で5度目のW杯を目指す。ただ39歳と大ベテランの域に入っており、パフォーマンスの低下を指摘する声も多い。W杯アジア最終予選では日本代表としてすべての試合に招集されるも試合ではほとんどがベンチ外。このため、本大会では〝不要〟という意見が相次いでいる。
SNSやネット上でも「精神的支柱としては必要だけど、戦力ではないな」「盛り上げ役の長友に1枠を使うのはもったいない」「正直、代表は厳しいな」「ムードメーカーならスタッフ枠で連れていけばいい」と辛らつな意見が出ている。もちろん「長友はチームに不可欠な鉄人」「あのコミュ力が日本を活気づける」と支持する声もあるが、招集に疑念を抱く主張が多く出ている。
そんな中で、武田氏は「森保監督は長友をW杯に連れていくだろう。なぜならチームを盛り上げるのがうまいし、選手を鼓舞できる存在だから。森保監督は何よりもチームの団結を重視しているし、そのために必要な戦力ともいえる。それも立派な戦略でしょ。だから長友は本大会でも欠かせないと考えていると思うよ」と指摘する。
さらに武田氏は「過去にゴン(元日本代表FW中山雅史氏)も同じ盛り上げ役で選ばれている。チームにはそういう選手もいないと…」。02年日韓W杯でフィリップ・トルシエ監督は、日本代表にベテランの中山とDF秋田豊をサプライズ選出。チームのまとめ役に指名した。初めてのベスト16進出は、2人の存在が効果的だったとも言われている。
長友は現在、右ハムストリングの肉離れで戦線離脱中。W杯に向けて懸命のリハビリに励んでいるが、5月15日のW杯メンバー発表の席で、森保監督は長友の名前を呼ぶだろうか。












