北中米W杯1次リーグG組初戦(15日=日本時間16日、米国・シアトル)で、2018年ロシア大会3位で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング9位のベルギーは、同29位のエジプトに1―1で引き分けた。欧州予選を8戦5勝3分けの無敗で通過した強豪はリードされる展開ながらも、勝ち点1を確保。後半21分に途中投入されたエースFWロメル・ルカク(ナポリ)が悪い流れを変える活躍を見せた。

 W杯初優勝を目指すベルギーと初勝利を手にしたいエジプトの一戦は、両軍合わせてイエローカードが4枚出る激しい攻防となった。前半19分、エジプトのMFエマム・アシュル(アルアハリ)に右足で振り抜かれ、先制点を決められる。ベルギーはMFケビン・デブルイネ(ナポリ)が攻撃の起点となるが、堅守の相手ゴールネットをなかなか揺らせない。

 そして1点リードを許したまま後半に入る。同8分にデブルイネがペナルティーエリア付近からFKを放ったが、惜しくもポストに直撃。同17分にも強烈なシュートを枠内に打ったが、相手GKモスタファ・ショベイル(アルアハリ)の正面でセーブされる。

 流れを変えたいベルギーは、同21分にルカクを投入。すると直後に相手ペナルティーエリア内でオウンゴールを誘発し、同点に追いつく。その後、ベルギーは猛攻を見せたが追加点は奪えず、1―1で試合終了となった。

 ベルギーのリュディ・ガルシア監督は、相手FWオマル・マルムシュ(マンチェスター・シティー)とFWモハメド・サラー(リバプール)を警戒していたことを明かし「重要なのは、われわれが試合の流れを取り戻せたこと。途中出場の選手(ルカク)で同点に追いつくことができた」と振り返った。

 その上でエースについて「ピッチに入っただけで相手は脅威を感じ、ディフェンスにプレッシャーをかける。われわれは彼の投入を必要としていた」と力説した。

 ベルギーは21日(日本時間22日)の第2戦でイランと激突する。指揮官は「次の試合は絶対に勝たなきゃいけない。ルカクのインパクトはあったけど、チーム全体の守備面では改善すべき点もたくさん見えた。エジプトに多くのチャンスを与えてしまった」とアジアの強豪との一戦へ修正を誓った。

 復権へ次こそ勝ち点3を獲得できるか。