6月開幕のサッカー北中米W杯のチケット価格暴騰問題を受けて、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長による発言が物議を醸している。

 今回のW杯は転売サイトでチケットが法外な価格で売り出されていることが問題となっている。米国では転売が許可されているため法律上の問題はないが、決勝戦のゴール裏チケットが1枚なんと230万ドル(約3億6000万円)で販売されるケースも出てきて注目されている。

 そうした中、英公共放送「BBC」は「インファンティノ会長の200万ドルチケット代に対する〝ホットドッグとコーラ〟の約束」と題して、ある発言が波紋を呼んでいる様子を伝えた。

「夏の大会のチケット価格が高額であることは大きな批判の的となっているが、インファンティノ会長は、もしそのような価格でチケットが売れたとしても、サポーターが素晴らしい体験をできるよう、自ら配達すると冗談交じりに語った」と報じた。

 インファンティノ会長は「もし誰かが決勝戦のチケットを200万ドルで転売市場に出したとしても、まず第一に、チケットの(元の)価格が200万ドルだという意味ではないし、第二に、誰かがそのチケットを買うという意味でもない」と強調。その上でこう続けた。

「もし誰かが決勝戦のチケットを200万ドルで買ったら、私が個人的にホットドッグとコーラを届けて、最高の体験をしてもらえるようにするよ」と語ったのだ。

 そして同局は「アメリカで開催されるワールドカップを観戦するファンは、チケット代、ホテル代、交通費など、大会期間中のあらゆる費用が高騰しており、大きな負担を強いられている」とファンにとってかつてないほどの出費となる大会だと指摘した。

 米メディア「イーグルオンライン」もFIFAトップによる発言を取り上げて「インファンティノ会長は、2026年ワールドカップ決勝のチケットの転売価格が高騰していることを嘲笑した」などと〝軽口〟を皮肉たっぷりに報じた。

 W杯のチケット暴騰問題はさらに加速していきそうな雲行きだ。