J1鹿島は29日、明治安田J1百年構想リーグ第13節の東京V戦(味スタ)に1―2で逆転負けを喫し、90分での今大会初黒星となった。

 前半19分にDF濃野公人が先制点を決めるも、前半34、40分の失点であっさり逆転を許してしまう。後半25分には2回目の警告でMF三竿健斗が退場。数的不利な状況もあって、東京Vの粘り強い守備を崩すことができなかった。

 普段はチームメートに対しても厳しい言葉を並べるFW鈴木優磨(30)も完敗を認めるしかなった。「俺も含めてミスが多かったし、攻撃も守備も、距離感が悪かった。オープンな展開がものすごい強いチームじゃないので、守備も攻撃もコンパクトにするのが強み。(選手同士の)距離感が良くないとこういう試合になる」

 さらにエースはメンタル面にも「相手の勝ちたい気持ちが強かった。気持ちの部分でヴェルディに負けていたら苦しいゲームになる」と課題を挙げた。サッカー的な要素に加え、精神面にも問題があれば、今大会で無類の強さを発揮する鹿島でも勝利をつかむのは難しかった。

 それだけに「決定機も少なかったし、ボールを動かしていくところと、気持ちの部分も両方修正していきたい」。ホームに町田を迎え撃つ次節(5月3日)は〝初黒星〟を引きずらず、強い鹿島を見せることができるか。