J1鹿島の方針に、ホームタウンの一つでクラブハウスを構える茨城・鹿嶋市が反発した。

 鹿島は22日、茨城・潮来市から新クラブハウスの整備に関する提案を受け、実現可能性を精査する検討に入ると発表。現時点では決定事項ではなく「あくまで事業化の可能性を探るための具体的な協議開始を公表するものです。今後は、潮来市とともに基本計画の策定に向けた協議を進めてまいります」とした。

 他市にクラブハウスが移転する可能性が浮上したことで、鹿嶋市はこの日、田口真一市長名で文書を発表。「長年の関係がありながら、クラブハウスの潮来市内への移転検討に係る公表がされたことに強い憤りを覚えます」と反発した。

 その上で「本市といたしましては、クラブがこれからも地域とともに歩む存在であるのか、それとも地域との関係を変えようとしているのか、本件はその姿勢が問われるものであるとの認識のもと、市民の想いを踏まえ、クラブに対し誠実かつ責任ある対応を強く求めると共に、改めてクラブハウス等の潮来市内への移転検討に反対するものであり、撤回を求めます」と迫った。

 鹿島側は鹿嶋市の主張に対して同日に「本件の検討にあたっては、これまでも鹿嶋市と継続的にコミュニケーションを図ってまいりました。このたび、深い懸念を示す見解が発出されたことを当クラブとして真摯に受け止め、改めて十分なご説明と協議の場を設けさせていただき、誠意をもって対話を重ねてまいる所存です」との見解を示した。