FC東京のDF稲村隼翔(23)が16日、東京・小平市内で行われた公開練習に参加。練習後に取材に応じ、今季のチーム好調の要因を語った。

 稲村は東洋大4年時の2024年、松橋力蔵監督が指揮を執っていたJ2新潟(当時J1)でルヴァンカップ準優勝に貢献した。昨夏には新潟からスコットランド・プレミアリーグのセルティックに移籍し、今年1月に東京へレンタル移籍。再び松橋監督の下でプレーすることになった。

 チームではセンターバックとして8試合に出場。稲村は自身のプレーについて「ロングフィードは、去年よりも精度を上げられていると思うので、そこは改めて強みだと感じる。ヘディングやセットプレーはちょっと弱み。コーチに見ていただきながら、少しずつ成長できている」と手応えを口にした。

 松橋体制1年目だった昨季のFC東京はリーグ戦11位。2年目の今季(明治安田百年構想リーグ)は11試合を終えて東地区2位につけている。〝松橋チルドレン〟の稲村は、好成績の要因を「去年はあまり力さんの色を出していなかったという話を聞いていた。今年はよりそこを強めていると思う。(今季から)力さんのことを知っている選手も増えたし(新潟からDF橋本健人も合流)、選手も理解度が上がった。そこがうまくかみ合わさったと感じる」と分析する。

 その上で「今までの東京の良さの守備の固さ、カウンターの鋭さもより良いものになっていると感じる」と指摘。チームの特長と指揮官の戦術の融合が進んだ結果が、好成績につながっているようだ。

 その松橋監督について、稲村は「選手にアイデアを持ってプレーしてほしいと言ってくれている。ポゼッションを大事にする監督だが『ゴールに1本のパスで行けるなら、それでいい』と言う監督でもある。結構柔軟な監督だと思う」と全幅の信頼を寄せている。タイトル獲得で、指揮官に恩返しを果たせるか。