サッカーの北中米W杯決勝(19日、米国・ニューヨーク)でアルゼンチンがスペインに0―1で敗れたが、後半アディショナルタイムの退場処分で〝戦犯〟となったことでアルゼンチン代表FWエンソ・フェルナンデス(チェルシー)の名門レアル・マドリード移籍が破談した。
フェルナンデスはスパインのDFパウ・クバルシ(バルセロナ)に勢いよく突っ込み、クバルシは体が空中で1回転して地面に激しく叩きつけられた。〝危険タックル〟で2枚目のイエローカードを提示された退場に。騒然となってその場に両チームの選手が集まり、スペインのDFマルク・ククレリャ(レアル・マドリード)が指を軽く口元に当てると、FWリオネル・メッシ(マイアミ)が退場を要求。フェルナンデスも一緒に退場を求めて大騒動となった。
この一連のフェルナンデスの〝問題行動〟により名門移籍の夢がついえた。メキシコメディア「フアンフットボール」は「2026年ワールドカップ決勝でアルゼンチンがスペインに敗れた後、フロレンティーノ・ペレス会長はチェルシーのミッドフィールダーとの交渉を中断した。選手の退場処分と規律面での懸念から、レアル・マドリードの首脳陣は移籍市場で他の選択肢を探さざるを得なくなった」と報道した。
「彼はレアル・マドリードの獲得ターゲットとなっていたが、ワールドカップ決勝でのアルゼンチンの敗戦後、レアルは彼の将来について最終決定を下した。スカイスポーツによると、フロレンティーノ・ペレス会長は今夏の移籍市場での同選手の獲得を否定し、ロンドンのクラブとの交渉は開始しないとのことだ」と強調した。
破談の決定打となったのはフェルナンデスの愚行だ。「タイトルマッチでの出来事が、彼らが関心を撤回する決定的な要因となった。エンソが退場処分を受けたことで代表チームに大きな打撃を与えたことを忘れてはならない。彼のパフォーマンスの低下に加え、ピッチ外での問題も重なり、スペインのクラブの首脳陣にぬぐい去ることのできない疑念を抱かせたのだ」
Rマドリードは超名門として規律を重視することで知られる。「サンチャゴ・ベルナベウからは、規律の重要性が指摘されている。今回の移籍期間において、ピッチ内外で安定性と規律を保証してくれる選手を探している。クラブ経営陣は、中盤強化のための多額の投資を行う前に、極めて慎重な姿勢で臨むだろう」と指摘した。
フェルナンデスにとっては、W杯決勝の危険タックルがサッカー人生を大きく左右することになったようだ。












