2002年日韓W杯で韓国代表を指揮したフース・ヒディンク氏(79)が、イタリア戦の勝利を改めて振り返った。

 日韓W杯決勝トーナメント1回戦で延長戦の末に韓国がイタリアに勝つ番狂わせを起こして8強入り。この試合では、エクアドル人のバイロン・モレノ主審が、韓国寄りの判定を連発したことが、勝因とされており、イタリアではいまだに恨み節が渦巻いている。

 延長戦に入って、MFフランチェスコ・トッティがシミュレーションで2枚目のイエローカードを受けて退場処分となったことや、FWダミアーノ・トンマージのゴールがオフサイドとして取り消された場面があった。

 そんな過去を踏まえ、ヒディンク氏はイタリアメディア「GIANLUCA DIMARZIO・COM」のインタビューで「モレノ主審は審判服の下に韓国のユニホームを着ていたのではないか」と冗談めかした質問を受けると、不快感をあらわにしてこう切り返した。

「そういう質問は好きではない。偏った見方が透けて見える。その論理でいけば、前半にビエリが肘を使った場面もあり、警告を受けるべきだった。モレノはそれも見逃していた。審判を責めるのはいつだって簡単だ」

 その上で「マルディーニ、トッティ、ビエリといったスター選手を数多く擁していたのだから、90分以内に勝つべきだった。試合後に文句を言うべきではない」「サッカーでは勝つこともあれば負けることもある。負けた時は、紳士らしく振る舞う必要がある」と語り、イタリア側の態度に不満をにじませた。