サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ初戦(8日=日本時間9日)、アストンビラ(イングランド)に入団した日本代表の守護神・鈴木彩艶(24)はクラブ・ブリュージュ(ベルギー)戦で日本人GKとして初のCL出場を果たし、3―2の勝利に貢献した。

 3試合連続スタメンとなった鈴木が待望のCLデビューを果たし、日本人GKとして初出場。序盤から好セーブを連発すると、勢いづいたチームは前半に3得点。鈴木は好プレーを見せながら2失点を喫したものの、ドイツの強豪クラブを相手にここまで白星のなかったチームに今季初勝利をもたらした。

 地元メディア「ASTON VILLA REVIEW」は選手採点で鈴木にチーム最高となる8点を付けて「C・ブリュージュが勢いづいた際に、ヤン・ビルジリのシュートを巧みにセーブし、前半の終盤にはカルロス・フォルブスのシュートをパンチングではじき出した。必要な時には素速早く飛び出してボールを拾い上げた。パスの精度と質は概して優れていた」と高評価した。

 英紙「デーリー・メール」は「ザイオンの両足のパスの精度は驚異的でアストンビラに新たな攻撃の選択肢をもたらしている。ザイオンのキックはクリケットで打者がフィールドを広げるためにオーバーヘッドショットを打つように自然と相手を後退させる。見ていて実に面白い」とし「今のところ(移籍金の)3000万ユーロ(約53億4000万円)の投資は賢明なものだったと言えるだろう」と指摘した。

 チェルシー(イングランド)に移籍したアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの後任としてふさわしい活躍を見せた。同紙は「アストンビラは主役級のオーラを放つGKを好むようで鈴木も注目を集める存在になりそうだ」と伝えていた。