レアル・マドリード(スペイン)のスペイン代表DFマルク・ククレリャの口を覆う行為が、またも〝無罪〟となった。
それは、8日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)初戦のホーム・インテル(イタリア)戦。ククレリャは、後半アディショナルタイムに、相手のDFヤン・ビセックに背後から倒されて激高。相手に向かって口を覆うしぐさで何か言うタイミングがあったが、試合はそのまま続行された。
今年開催された北中米W杯では、この行為はレッドカードの対象となる新たなルールが導入されており、実際に適用された選手がいた。SNS上には「あれは退場になるのでは」などの声が上がっていた。
ただ、スペインメディア「ディフェンサ・セントラル」は「このしぐさでククレリャは新ルール導入で退場処分が下されるのではないかという懸念を招いた。しかし、この判断はUEFA(欧州連盟)が適用する規則に照らして正しいものであった。CLにおいて、相手選手と話す際に口を手で覆う行為は、自動的にレッドカードの対象とはならない。審判は会話の内容を聞き取ったり、侮辱があったことを立証できたりした場合、その内容に対して制裁を科す権限は保持している」と伝えた。
北中米W杯で導入されたこのルールは、相手選手に向けた侮辱や挑発を隠すために口を手で覆った場合、VARの介入を含め、選手の退場処分が可能となっているが、適用するかどうかは大会ごとの判断となっている。つまり、CLでは行為だけで退場処分の対象とならないわけだ。
ククレリャの口を覆うしぐさを巡っては、北中米W杯決勝で、相手のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに対して一瞬だけ同行為で話しかけたことで、メッシは主審に退場を要求したが、わずかなタイミングであったことなどから処分はなかった。












