明治安田J1百年構想リーグ第15節(6日)、福岡がホーム京都戦(ベススタ)で1―1で突入したPK戦を5―4で制した。敗れれば最下位転落の危機もあった中、後半途中出場のFWサニブラウン・ハナン(19)が高打点ヘッドで同点弾を決め、チームを救った。PK戦でも成功し、ベススタを沸かせた若きストライカーが、試合後には〝イメチェン〟の理由も明かした。
0―1で迎えた後半29分だった。MF見木友哉のCKに飛び込んだサニブラウンが、マークを外すように前のスペースへ入り込み、豪快なヘディングシュートをたたき込んだ。
「ボールが来てる時に『これいけるな』と思った。すごくいいボールだったので当てるだけだった」。今季初ゴールを振り返る表情には充実感が漂った。「ヘディングは自分の強み。期待されていた部分もあったので、ああいう形で決められてよかった」と喜んだ。
後半からの途中出場だったが、前半からピッチを見ながらイメージはできていたという。「空中戦で負ける場面が多かった。ロングボールやゴールキックをしっかり収められればと思っていた」と分析。その狙い通り、投入後は高さと背後への動きで流れを変えた。
塚原真也監督(41)も「彼が入ると会場がかなり盛り上がる。そういう選手」と期待を口にし、「高さや背後を突くプレーは相手にとって嫌だったと思う。スタジアムを味方につけて雰囲気を変えてくれた」と絶賛した。
試合後には、トレードマークだったロン毛を短くバッサリ切った髪形も話題に。「何かやらかしたとかじゃなくて、夏っていうのもあるし、気合を入れる意味もあった」と笑わせた。
出場機会に恵まれない時期もあったが、「いつ出ても得点を取れる準備はしてきた」と言い切る。休みの日も走り込みを続け、コンディション維持に努めてきた。
昨季は1得点止まり。それだけに「今年は1点だけじゃなく、2点、3点と取っていきたい」と言葉に力を込めた。アカデミー育ちの19歳FWが、福岡の新たな武器として存在感を強めている。












