J1福岡の塚原真也監督(40)が8日、福岡市の雁の巣球技場で行われた練習後、11日のホーム長崎戦(ベススタ)を見据えた。明治安田J1百年構想リーグWESTで最下位に低迷するチームは、前節のアウェー広島戦(Eピース)で1―0と勝利し、今季初の90分勝利と無失点を達成。流れを変えつつある。
広島戦では前半16分、サイドからの攻撃でチャンスをつくり、DF辻岡佑真のクロスにMF橋本悠が頭で合わせて先制。その1点を最後まで守り切った。試合は押し込まれる時間帯もあったが、指揮官は「シュートも多く打たれたが、全員が泥臭く守り切った」と振り返り、守備面での手応えを示した。
ここまでの流れについて「ストーリーは一つあると思う」とし、「前回の長崎戦(3月15日のアウェー)あたりから徐々に良くなってきた流れが、広島戦で90分出せた」と分析。「誰が出ても守備が良くなってきている」と強調した。広島戦ではカウンターへの意識も浸透し、「トレーニングで落とし込んできた部分が出た」と評価した一方で、「奪ってすぐにまた相手に渡してしまう場面もあった」と課題も挙げた。攻撃面では「ペナルティーエリア侵入回数は気になる数字」とし、「どれだけ侵入できたかが重要」と指摘。シュート数を含め、ゴール前での質の向上をテーマに掲げる。
長崎戦へ向けては「まずは無失点で試合を続けることと、長い時間ゼロで引っ張ることが大事」と守備の継続を最優先に設定。「先に点を取れば相手にとって嫌な流れになる」と試合運びの重要性を説いた。
戦術面では「良くなってきた守備の構築をどれだけ出せるかと、カウンターの鋭さがポイント」とし、「サイドアタックはウチの強み」と明言。相手の布陣に応じた柔軟な対応と、サイドを起点とした攻撃で主導権を握る構えだ。
さらにチームの変化についても「守備の奪いどころや形が共有できてきた」と分析し、「コミュニケーションの質も上がっている」と手応えを示した。「まだ完璧ではないが、良くなっている兆しはある」と語り、ホームでの一戦へ積み上げの継続を誓った。












