サッカーの北中米W杯準決勝で強豪4か国が激突する。世界制覇を成し遂げるのはどのチームなのか。元日本代表FW武田修宏氏(59=本誌評論家)が決戦の行方を占った。

 武田氏はフランス対スペイン(14日=日本時間15日、米国・ダラス)について「スペインはボールを保持する攻撃と、失点がわずか1という鉄壁の守備とどちらも組織的だね。(ラミン)ヤマル(バルセロナ)が右サイドで起点となり、途中からペドリ(同)が出てきて試合の流れを変える」という。

キャプテン&ストライカーとしてフランスをけん引するエムバペ(ロイター)
キャプテン&ストライカーとしてフランスをけん引するエムバペ(ロイター)

 フランスに関しては「以前から話しているように個人ではフランスが圧倒している。特に攻撃陣のタレントは豊富。試合を決め切るFWの存在は大きい。これがスペインとの差」とし、FWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)やFWウスマヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン)らを擁するフランスが勝ち上がると分析した。

 イングランド対アルゼンチン(15日=同16日、米国・アトランタ)について武田氏は「イングランドは(ハリー)ケイン(バイエルン・ミュンヘン)と(ジュード)ベリンガム(レアル・マドリード)の調子が良く、このコンビを生かせる。途中から出る(ブカヨ)サカ(アーセナル)がキーマンになるね」と指摘した。

 その上で「アルゼンチンは延長戦も戦って疲れている。肉体的にも精神的にも…。それにカギを握る(レアンドロ)パルデス(ボカ・ジュニアーズ)が、どこまでプレーできるか。ちょっと不利かな」としながらも「米国ってスペイン系の移民が多いのでアルゼンチンは大声援を受ける。ホームのように戦えるのはプラスだね」と予測した。

 ファイナルに勝ち上がるのは大会前からの予想通りフランスとアルゼンチンとし「準決勝も含めて激しい試合になるのは間違いない」と語っていた。