「W杯の呪い」を乗り越えるのは――。サッカーの北中米W杯準決勝は、フランスとスペインが14日(日本時間15日)、イングランドとアルゼンチンが15日(同16日)に激突する。W杯では優勝できない「呪い」と呼ばれている3大ジンクスがある中、決勝(20日=同21日、米国・ニューヨーク)でトロフィーを掲げるのは〝無敵艦隊〟スペインとなりそうだ。
スペイン紙「アス」によると、1992年に国際サッカー連盟(FIFA)ランキングが導入されて以降、W杯開幕前に1位のチームは優勝できないという。2026年はフランスが1位に君臨していたが、3月の国際マッチウイーク後にアルゼンチンがトップに立った。同紙は「アルゼンチンは呪いと戦わなければならない」と報じた。
94年米国大会はドイツが1位で優勝はブラジル、98年フランス大会は1位ブラジルもフランスが初制覇。2002年日韓大会はフランスがトップで優勝はブラジル、06年ドイツ大会は1位ブラジルでイタリアがV、10年南アフリカ大会は1位ブラジルで優勝はスペイン、14年ブラジル大会は1位スペイン、優勝ドイツ、18年ロシア大会はドイツが1位もフランスが勝ち、22年カタール大会は1位ブラジル、優勝アルゼンチンだった。
同紙は「アルゼンチンは優勝できないという伝説を克服できるか」と伝えたが、FWリオネル・メッシ(マイアミ)率いるアルゼンチンの連覇は困難なのかもしれない。
これに続くのは「バロンドールの呪い」だ。フランスフットボール誌が選定する世界最優秀選手賞も、W杯前年(11月開幕の22年大会は同年)の受賞者がいるチームは優勝したことがない。25年の受賞者はフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン)。エースFWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)を擁し、優勝候補とされるフランスもV奪還は厳しいようだ。
最後は「外国人監督の呪い」だ。過去W杯で優勝したブラジルなど7か国で外国人監督はいない。4強で外国人指揮官はイングランドを率いるドイツ人のトーマス・トゥヘル監督だけ。FIFA公式サイトは「23回の歴史で初めて外国出身の監督がサッカー界最大の栄誉へと導くか」と指摘したが、ジンクスを打ち破るのは難しいといえる。
最終的に「W杯の3大呪い」に当てはまらないのはスペインだけ。10年南アフリカ大会に続く2度目の世界制覇を果たすだろうか。












