J1浦和は5日、明治安田J1百年構想リーグ第9節の川崎戦(U等々力)に2―3で敗れ、4連敗となった。前半3分にDF根本健太が先制点を挙げるも、同9分にオウンゴールで同点に。1―1の後半11分にMF金子拓郎が勝ち越し点を決めたものの、終盤の2失点で力尽きた。

 厳しい状況が続く中、光明はJ1鹿島の元10番で、スペイン1部の名門バルセロナ(Bチーム)にも所属したMF安部裕葵(27)の今季初出場だ。2―2の後半36分から出場すると、トップ下を担い、攻撃面をけん引した。2023年7月の加入からケガなどもあって公式戦にほぼ絡めない状況が続いていたが、ようやく戦えるコンディションになってきた。

 安部は「ディフェンス面では相手のボランチにいい状態でボールを持たせないように、トップ下だけどちょっと後ろめでプレーした。攻撃面では(肥田野)蓮治と右を攻略すること。右に流れながら(渡辺)凌磨君もうまく動いてくれたので、ほぼ右は攻略していたと思う」と振り返った。

 ただ、チームとしては結果を得られなかった。今後に向けて「ゴール前でちょっと落ち着きが欲しいかなと。ゴールに近づけば近づくほど、少し雑になって、とりあえずクロスかシュートにしないといけないシチュエーションが多いので、ゴール前でゆっくり回したりというのも、必要なのかなと思う」と改善策を提案した。

 自身に関しては「まだ途中出場なので試合展開で(役割を)変えないといけない」と語る一方で、「僕がコントロールする側ではなく、アタッカー側で、もう一つ前でアイデアを出すポジションでトライしたい」と意欲的だ。復活ののろしを上げた男が〝浦和の救世主〟となれるか。