サッカーの北中米W杯決勝トーナメント1回戦(3日=日本時間4日、米国・マイアミ)、前回王者アルゼンチンが初出場カーボベルデと延長までもつれ込む大激戦の末に3―2と勝利した。今大会最高の試合の呼び声も高いが、来場したイングランドのレジェンドであるデービッド・ベッカム氏とその家族が脚光を浴びている。
英紙「サン」は「ロメオ・ベッカムとガールフレンドが、イングランドのレジェンドである父デビッドのW杯でのライバルチームのユニホームを着用して物議を醸す」と報じた。
「ロメオはW杯でアルゼンチンを応援したことで、父親の怒りを買う危険を冒した」と同紙は指摘した上で、事の経緯をこう説明する。「ベッカム家の次男である23歳の彼は、マイアミのスタンドで南米の強豪チームを応援していた。彼はインスタグラムのストーリーに、恋人のキム・ターンブルが、背中にレジェンドのリオネル・メッシの名前が大きくプリントされたアルゼンチン代表のシャツを着ている写真を投稿した。ロメオもまた、W杯で3度優勝したチーム(アルゼンチン)のカラーをあしらったレトロなジップアップジャケットを身につけていた」
ロメオは恋人とともにアルゼンチン推しだったわけだが、なぜ問題なのか。「彼の父親である、イングランド代表の象徴的なキャプテン、ベッカムが1998年W杯で、イングランド代表がアルゼンチンに敗れた際の悪役だったことを考えると、この判断は非常に物議を醸した。元マンチェスター・ユナイテッドのウインガーは(当時の)決勝トーナメント1回戦で後半にディエゴ・シメオネを蹴ったとして退場処分を受けた。そしてイングランドはPK戦で痛恨の敗北を喫し、栄光への希望は消え去った」。ベッカム氏にとってアルゼンチンは宿敵であり、W杯での苦い思いではトラウマになったほど。「デビッドはこの時期を、自分が世間の敵のナンバーワンになったため、キャリアの中で最も困難な時期だったと述べている」と同紙は指摘している。
この日の試合には因縁の相手であるシメオネ氏も来場。そして「ベッカム氏がオーナーを務めるインテル・マイアミに所属するメッシが、先制点を挙げて得点王獲得への希望を高めた」とさまざまな奇縁が絡む一戦となった。そんな試合で、ロメオがベッカム氏を逆なでするようないでたちで宿敵を応援していたため、波紋を呼んでいるのだ。
ロメオの真意やいかに…。












